株式の名義変更の手続きを分かりやすく紹介します。
株式の名義変更が必要な時とは、株の相続が発生した時です。
実際に相続するとなった時の基本的な流れをご紹介します。
▼株の名義変更の流れ
・株で取引きしていた証券会社に電話しましょう。
まずは、相続するか判断するために『残高証明』を発行し、相続に必要な書類を送ってもらいましょう。
・放棄する場合は、3ヶ月以内に家庭裁判所で手続きしましょう。
・相続する場合は、相続を知った日から10ヵ月以内に、相続税を納める必要があります。(税金は一株単位でかかります。)
※相続人が複数いる場合は、遺産分割協議書を作る必要もあります。
・書類を準備する
相続を完了するにはたくさんの書類を揃える必要があります。
《証券会社から指定された書類》
取引口座引継ぎの念書(証券会社の所定用紙)
取引口座を引き継ぐことに相続人の全員が承諾を示す承諾書
相続人全員の印鑑証明書
故人の戸(除)籍謄本及び相続人の戸籍謄本
源泉分離課税または死亡届出書
あとは、遺言や複数で相続する場合はプラスの書類があります。
《遺言がある場合》
・遺言書
・戸籍謄本(故人の死亡が確認できるもの)
・検認調書(公正書遺言以外の場合)
《複数で相続する場合》
・遺産分割協議書
・戸籍謄本(故人の死亡が確認できるもの)
・全相続人の戸籍謄本
・全相続人の印鑑証明書
※複数で相続する場合で、株が割り切れない時は売却して現金精算することになります。
手続きが終わると、証券会社・信託銀行等から郵送で名義変更完了通知がきます。
色々時間がかかりそうですが、具体的にはどのくらい時間がかかるのでしょうか?
▼手続きにかかる期間
手続き自体は、1ヶ月弱で完了することができます。
しかし、これは、ミスなくスムーズに手続きが進んだ場合です。
自分で手続きを行う際は、ノーミスで完了させるのはとても困難です。
また、証券会社や信託銀行等の繁忙期の場合はさらに時間がかかってしまいます。
やはり、多くの実績を重ねたプロに任せるのが一番早く手続を完了する方法です。
当事務所は業務開始前に書面にて行政書士報酬、納税証明書など必要実費額など明示します。
書面記載以外に料金が必要となることもないので、安心してご相談いただけます。