養育費はいつまで支払われるのか?
一度は夫婦になっても離婚という形で別々の人生に分かれることがあります。
その際、二人の間に子供がいると、「養育費」という問題がでてきます。
今回は、養育費の気になることを分かりやすくまとめました。
大事なお子さんのために養育費のこと確認しませんか?
▼養育費とは
離婚しても二人の間に生まれた子供の養育費は二人で負担します。
基本的に子供を引き取った親権者が養育費を受け取ります。
金額は双方の話し合いで非親権者の収入も加味して計算されます。
金額は各家庭により変動しますが、平均は1人あたり4~6万程度と言われます。
自営業の人の場合はこれより金額が大きくなる場合があります。
・養育費の支払い期間
養育費は子供が自立できるまでの期間支払いが行われます。
高校卒業するまでなのか、20歳になるまで支払うのかははじめの話し合いで決まります。
・子供にお金がかかるときの対応
しかし、月に数万貰っても大学進学や手術することになったなど突発的な費用がかかるとなった際はどうしたらいいのでしょうか?
そこは、非親権者に相談することができます。
しかし、相手によっては答えてくれない場合も残念ながらあります。
そんな時は公正証書契約を残しておくとよいでしょう。
▼公正証書契約すると有利なこと
公正証書契約を交わすことでのメリットは「養育費の支払いを継続させる」ことができます。
なぜかというと、公正証書契約には支払いが非親権者都合でストップした際に簡単な手続きで給料や財産の差押えを可能にするんです。
また、公正証書契約には他にも約束したいことを一緒に記載することも可能なんです。
例えば、住所変更した際は連絡するといった事です。
養育費を継続させるために、是非公正証書契約を活用しましょう。
▼養育費が支払われない場合
いくら契約をしていても、親権者が再婚した場合は、非親権者の養育費の支払い義務の順位は下がります。
正確に言うと、子供と再婚相手が養子縁組をする事でその再婚相手の方が順位が高くなるんです。
再婚が多い日本ではこのようなパターンは少なくありません。