BLOG/COLUMNブログ/コラム
BLOG

いとこは法廷存続人になる?

2020/08/08
身寄りがないいとこの財産ってどうなるんだろう?
唯一いるのはいとこの自分だけ・・・そんな時、いとこが相続することは出来るのでしょうか?
ここでは、法定相続人についてご紹介します。

▼いとこは法定相続人になれる?

結論から申し上げますと、いとこは法廷相続人にはなることはできません。

法定相続人になる人は、

・妻か夫(配偶者)
・子供
・親
・兄弟姉妹

以上の人たちです。

従兄弟は、配偶者や子ども・親・兄弟ではなく親の兄弟の子供なので該当しません。
法的に、身寄りがない場合の相続財産は最終的に国のものになることになります。
せっかく、築き上げた財産を国に押収されるなんて嫌ですよね。
実は、いとこが財産相続する方法はあるんです。

それは、「特別縁故者」という制度です。
法定相続人がいない場合に、相続人と特別な縁故があった人は「特別縁故者」として財産を受けられるように
家庭裁判所に申立することが出来る事になっています。
ただ、申し立てをすれば誰でも認められるわけではありません。
特別縁故者として認めてもらうには条件があります。

・被相続人と生計が同じだった人
・被相続人の療養看護に務めていた人
・特別の縁故があった人

生計が同じだった人は、主に内縁の夫や妻や養子などが当てはまります。
療養看護に努めていた人というのは、一般的には生計が同じ人の場合が多いでしょう。
しかし、生計が同じでなくても療養看護に務めていた人は特別縁故者として認められる場合があります。
最後の、「特別の縁故があった人」というのは抽象的で分かりにくいですね。
過去の判例で、生前に被相続人が財産を「特別縁故者」として受け取ることを望んでいたと考えられる人を「特別縁故者」として認定したことがあります。
少し判断が難しいですがこの判例では、申し立て者の従兄弟は5年の間に故人宅を数回訪問しただけでしたが、特別縁故者と認められ財産の1%ほどを取得できたようです。

但しこの制度は自ら申し立てをしなければ使うことが出来ないので、親戚であれば申し立てをした方がいいかもしれません。

▼まとめ

いとこのが法定相続人になることができるのかについてみてきましたがいかがでしたか。
身寄りがなく、国に財産を押収されるような場合はきちんと対策をしておきましょう。