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養育費が支払われないときは?

2021/04/15

離婚後の養育費トラブルは、年々増えていると言えます。

実際に、「養育費が支払われない」というご相談をいただくこともございます。

養育費が支払われないということはあってはなりませんが、実際に満額支払われないことも多く、いまや社会問題となりつつあります。


▼養育費の支払い義務について

・離婚した後、夫婦は他人に戻りますが、非監護者は養育費を支払う義務があります。

また、子どもには親の離婚に関係なく請求権があります。

一般的に、1ヶ月単位で定額支払っていく方法がとられます。

そこで重要なのことは「公正証書」を作成することです。

「公正証書」を作成することで、後に「支払われない」といったトラブルへの手続きが取りやすくなります。

▼公正証書

・口頭での話し合いや2人の間で作成した文書では、強制力がありません。

「強制執行認諾条項」をつけた公正証書を作成することが大切です。


▼離婚が確定した後の請求も可能?

・急いで離婚した場合など、養育費について話し合わなかったというケースもあるかと思います。

意外と知られていませんが、離婚が確定した後、公正証書を作成し、相手に養育費を請求することもできます。

「公正証書」を作成に応じてもらえない場合、養育費請求調停にて正式な書類を作成する必要があります。


▼養育費を支払わなかったらどうなるのか?

・極端な話になりますが、養育費を支払わない場合、差し押さえをされる可能性もゼロではありません。

「元相手ともう関わりたくない」

「元夫婦であるからそこまでしたくない」

という理由から、法的手段の手続きを踏む人はそう多くいませんが、手続き自体は簡単です。

先ほど、説明しました「公正証書」があれば、支払わない側の給料や、口座を差し押さえることも可能です。

また、財産が差し押さえされることもありますので、何もしない、支払わないというのは賢い選択と言えません。


後々のトラブルを避けるためにも養育費だけでなく、離婚に関する必要な書類、手続きなどをあらかじめ調べておくと安心です。

当事務所では、多くの実績を重ねながら、お客様の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心掛けております。

前向きに次のステップへと進んでいただけるよう専門家として適切なサポートをしてまいりたいと考えております。

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